特定非営利活動法人 アーツ&クラフツビレッジ
特定非営利活動法人 アーツ&クラフツビレッジを設立しました。
会員募集中です。
2020年のクリスマスイブ12月24日に特定非営利活動法人アーツ&クラフツビレッジが誕生しました。
1992年7月25日に美咲町(旧旭町)の旧旭町立第2小学校を校舎をお借りして、
手作り家具と染織工房をオープンさせてから28年。
これまで長尾泰典、原田豊美の個人工房として活動してきました。
その間、工芸に関する様々なワークショップを開催したり、海外からアーティスト、クラフツマンを招いて滞在し、
作品を作ってもらうアーティスト・イン・レジデンスや、海外からのボランティアを受け入れてきました。
これからも家具、染織の製作、工房活動は個人事業として続けていきますが、
それ以外の非営利で行なってきた活動については、NPO法人アーツ&クラフツビレッジに徐々に引き継いで行きます。
また、新しく福祉サービス事業、就労継続支援B型事業所を同じ敷地内、隣の旧中保育所をお借りし、
2021年4月オープン目指し、現在準備中です。
私たちの工房名の元になっているアーツ・アンド・クラフツ運動は19世紀末にイギリスで発祥したまさにその時から、
深く社会福祉運動と結びついていました。
提唱者であるジョン・ラスキン、ウィリアム・モリス、そのフォロワーであり実践者であるアッシュビーや、
アメリカのスティックリーなど、多くのクラフトマンは同時に社会をより良くする社会福祉活動をにも携わっていました。
アーツ・アンド・クラフツ運動のロンドンの拠点であったトインビーホール、
シカゴでの拠点ハル・ハウスはともに社会福祉の教科書に出てくる重要な場所です。
私たちも30年以上にわたり、業務の傍ら、染織や木工で、しょうがいを持つ人々への指導を続けてきました。
それは一方的に教えるというのではなく、しょうがいを持つ人たちから多くのことを教えられ、
その感性の高さに驚き、ともに学んできました。
これからの時代、社会の中で何らかの生きづらさを感じている人が増え、
しょうがいの位置付けも多様性を増してきています。
しょうがいを害ととらえるのではなく、個性と捉え、何らかのしょうがいがあっても、
地域の中でともに生活し、日々の暮らしを楽しんでいける共生の場所を少しでも増やしていきたいと思います。
NPO法人として今年最初の仕事は、就労継続支援B型事業所の立ち上げと運営の開始です。
初めての試みでなかなか大変ですが、一緒に働きたいと、地域の若手の仲間たちが手を上げてくれています。
60代から20代まで、多様な世代で頑張っていきたいと思います。
将来的には、人々の暮らしに豊かさをもたらす様々な自然、工芸のワークショップの開催、
アーティスト・イン・レジデンスなどもスタートさせていこうと考えています。
こうした活動にはみなさんの協力が必要です。
ボランティアをしたい、こんなことをしてみたらというアイデアも歓迎します。
ぜひ会員になってください。
NPO法人アーツ&クラフツビレッジの会員についてはこちらから>
Written by Toyomi